こぶんたとわくりんが行く!【冬号】
癒シンガーKeikoさんを迎えたわくわくコンサート
10月23日に多摩区東生田小学校わくわくプラザで難病の多発性硬化症と闘いながら音楽活動を続ける歌手「癒シンガーKeiko」さんを講師に迎え「わくわくプラザミニコンサート」を実施しました。
電動車いすに乗ったKeikoさんと初めて会った子どもたちは緊張感に包まれている様子でした。Keikoさんが車いすから立ち上がり、車いすは歩くことができない人だけが使うものではなく、病気で少しの時間しか歩くことができない人も使っているということを話してくださいました。子どもたちは、立ち上がったKeikoさんを見て驚いた様子でしたがすぐにその笑顔に引き込まれていきました。
その後一緒に歌を歌いながら、タンバリンでリズムをとったりするなど、リラックスした様子で音楽を楽しんでいました。Keikoさんのオリジナルソング「世界で一番素敵な言葉」は、「自分の名前」が生まれたときから持っている宝物だというメッセージが込められている歌でした。
また、Keikoさんの電動車いすに乗せていただき、動かす体験をしました。感想を聞くと「楽しかった」「かっこよかった」「思ったより運転がしやすかった」との声がありました。電動車いすの速度は、自分で選ぶことができることがわかると、とても感心していました。
今回のコンサートでKeikoさんが「歌を通して」身近な幸せに気づくきっかけを作ってくださいました。また、Keikoさんの魅力的な声で音楽の楽しさや曲に込められた意味を知りました。子どもたちの電動車いすに対する認識も大きく変わり、身近に感じることができた時間でした。
次回の更新は4月頃の予定です